2013年05月07日

雲上の世界「立山」から!

雲上の世界「立山」から!

立山駅から弥陀ヶ原までの切符を買い、指示されたバスに乗ったところが室堂行きと判明、あれよあれよという間に「雪の大谷」(雪の廻廊の最高壁エリア、現在18m、15m以上は世界でココだけ)を通り室堂着(2450m)。
運転手の機転で直ぐ下りのバスに乗り、またも 雪の大谷 を抜け(^^)/弥陀ヶ原着。一面の銀世界から宿舎に入ると真っ暗(>_<)、慣れるまで時間を要す(サングラスは必至)。

立山カルデラへの案内を希望する登山客を先導、いくらか歩き固められた雪面を通り、22万年前に噴火しいまなお崩壊、土砂流出の危険をはらむ立山カルデラを展望。遥か下方にかつて湯治で知られた立山温泉が見える広大で歴史の深いパノラマに圧倒される。オオシラビソ(アオモリトドマツ)の枝が雪の重みで下方に下がり、豪雪の猛威を感じさせる。

夕食は宿舎の食事もさることながら、早朝焼いた「玄米木の実ブレッド」が同僚のナチュラリスト(富山県自然解説員)に大好評!

…と、窓に射し込む赤々とした夕陽の美しさに惹かれ外に出る。写真を撮る人たちの横でドボルザークの交響曲第九番第二楽章「新世界から」をオカリナ演奏♪ 雪壁と宿舎の反射か意外に響いてビックリ!

同僚による立山全般の映像解説を聴いた後、私が星空解説☆宿舎の天体望遠鏡を担ぎ出し春から夏への星座等を案内。宿泊の皆さんに最も受けたのは、輪のついた土星!

冴えた星々を見た後は、勿体なくも立山湧水の温泉に入浴♪ 山岳信仰主体の時代からは想像できない! 携帯電波が時々届かないのも佳しと考えるべきでしょう(^.^)

昨日は、久方ぶりの風邪で39℃の発熱、バカでない証明か?と思ったのも束の間、一夜明けて平熱に戻り元氣に今朝出発出来たのも、日頃の食養生のお陰と感謝m(__)m
朝からの晴天が夜まで続くことも希有なこと!(5月5日夜)
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6日早朝、晴天の下、夜の厳寒気で締まった弥陀ヶ原(ラムサール条約登録地、夏は湿原植物の宝庫)の雪面を不動滝まで往復視察。何mもの深雪に埋まって耐え夏を待つ オオシラビソ(常緑針葉樹) に感銘!

解説定刻、今しか休みが取れなかった女性登山客の方々を特別ルートでカルデラ展望へご案内。耳を澄ませば野鳥の声♪が鮮やか繊細に聞こえる。ウソ♪アカゲラ♪ホシガラス♪…翔び移る瞬間は見事!
室堂山や浄土山から薬師岳、さらに鍬崎山に繋がる広大なパノラマは皆の気持ちを晴れやかに開いてくれる。
ここは、亜高山帯から森林限界に至るところで、表皮が肌色のダケカンバ(落葉広葉樹)が暖かい感を受ける。

午後は、夜の星空☆を期待する方々に、私が撮り溜めた天体写真等のスライドを解説。星空を見えにくくする「光害」を通したエネルギー問題を含め、彗星(ほうき星)と流星群から宇宙塵、ウチの裏を流れる浅野川の橋から朝陽に手を合わせる おばあちゃんのお姿まで。

久々の立山ながら素晴らしい同僚や登山客との出会いに恵まれ、充実した山行きに感謝!

●今年最後の当番は、8月11日~13日! 12日夜は☆ペルセウス座流星群が好条件! 期間中は室堂の自然保護センターに待機しています。
チャンスを作れそうな方はお問合せ下さい♪
雲上の世界「立山」から!



Posted by あめつちの便り「土の音」〈食育のグリーンノート&土の音工房〉 at 16:40│Comments(0)
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